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CONCEPT|コンセプト

生産者さんから美味しい野菜が、生活者やシェフの手に直接届く流れを生み出す。*English follows*

ファーマーズマーケットは、毎週末に青山の国連大学前に集まる生産者、消費者、シェフのコミュニティです。今回のコロナウイルスの影響でファーマーズマーケットを休まざるを得ない状況になったことは、「生活を支えるライフラインとして」10年以上にわたって開催を続けてきた私たちにとっても非常に大きな出来事でした。

しかし、この期間にもコミュニティは絶えることなく、生産者さんと直接に連絡を取り合い、お野菜を購入したり、人を紹介したり、お互いを助け合えている状況が生まれていたのは私たちにとって大きな励みでした。

私たちの役割はファーマーズマーケットの運営以上に、こうしたコミュニティをつくっていくことにあるんじゃないか。このコミュニティがマーケットの場を越えてもつながり、さらに日本各地の人々も参加できるようにしていきたいと考えています。

よい食材や、関係性、知識の流れはどのように生み出すことができるだろうか?

オンラインのプラットフォームを通して、このような流れをつくっていきたいと考えています。プラットフォームでは、オンラインで生産者さんの商品を事前購入し、近隣のピックアップ場所で商品を受け取ることができます。

このプラットフォームを成長させていくために、いくつかの場所で実験的に取り組みをスタートさせます。
まずは、表参道のCOMMUNE(〒107-0062 東京都港区南青山3丁目13)がピックアップ場所となります。

*一部出店者さんの商品は、COMMUNE内にある常設Farmers Marketでも毎日購入できます!
→出店情報は https://commune.tokyo/ をご覧ください。

<DID YOU KNOW?>
なぜ、生産者との直接の関係が大切なのか?

◉食卓にたどり着くまでの、食べものの旅路

日本の食料自給率は、カロリーベースでわずか37%。多くの食品を海外からの輸入に頼っています。

フードマイレージという、食料の総輸送量と距離をかけた指標で表すと、なんと約9000億t・km!これは、人口が日本の2倍のアメリカのフードマイル値の3倍以上です。

◉ロスになってしまう食べもの

日本の食品ロスは年間612万トン。そのうち、328万トンは消費者に届く前の段階で廃棄されています。これは、東京に暮らす人々が1年間に消費する食べ物の量とほぼ同量だと言われています。

従来の食のサプライチェーンでは、野菜は生産者から農協などの団体、卸売市場、量販店または小売店、と、生活者の私たちの食卓に届くまでに様々な場所を通ってきます。

卸売や小売の段階でのロス、さらには生産者のもとでも「規格外」などの理由で出荷さえされない野菜などがロスになってしまっています。

◉農家さんの課題

農林水産省の調査によると、野菜の小売価格のうち、各流通経費等の占める割合は52.5%。つまり、私たちが野菜に支払う価格のうち、農家さんの収入になるのは半分以下です。

また、日本の農業従事者の平均年齢は66.8歳(65歳以上の方が69.7%)です。

(出典:農林水産省 食品流通段階別価格形成調査/農林水産基本データ集)

青山ファーマーズマーケットでピックアップ&共同購入の取り組みは、日本の生協運動やアメリカ発のCSA(Community Supported Agriculture)、スウェーデン発のオンラインプラットフォーム「Local Food Nodes」からヒントを得ています。

Local Food Nodes(ローカル・フード・ノード)は、生産者と生活者を直接つないでローカルな食のサプライチェーンを生み出すプラットフォームで、自身も農家であるAlbin Ponnert氏によって設立されました。

青山ファーマーズマーケットでは、ローカル・フード・ノードと情報や意見の交換を行っています。新たな食の流通の仕組みを作り出すのが、地域に限らず世界規模で重視されている今、こうして海外で行動を起こしているチームと連携できることに感謝しています。

Together we are creating a flow of good produce directly from farmer to consumer and chef. 

Farmers market is a network of farmers, consumers and chefs gathering every Saturday and Sunday. 
The spread of COVID-19 has made us close the market. However, our community is strong enough to keep connected and help each other.

Now that we find the importance in creating and strengthening community, we would like to enable the community to connect beyond the UNU location, and invite people from around Japan to join as well. 

Our wish is to make an online platform that can facilitate this flow. The basic idea of the platform is: order farmers produce online and pick it up at a location in your local area. 
As a starting point, to develop this online platform, we want to test different communal pick up locations. The first one will be at COMMUNE, in Omotesando. 

COMMUNE also has a smaller farmers market, where you can buy fresh produce every day.
https://commune.tokyo/

<DID YOU KNOW?>
◉Food mileage
Food mileage is calculated by multiplying the transportation distance with the volume of food transported. Japan’s index in 2001 was 900 billion ton-kilometres, more than 3 times that of the US, which has more than twice Japan’s population.

◉Food waste
Of the 6.12 million tonnes of annual food waste in Japan, 3.28 million are produced by food suppliers. This could feed the entire population of Tokyo for 1 year!
In the conventional food supply chain, vegetables are wasted in the wholesale and retailers’ sides as well as at production, as they are out of the market standard in size and shape.

◉Farmers’ challenges
Of the retail price of vegetables, distribution costs account to 52.5% on average. Less than half of the price we pay for vegetables at supermarkets actually goes to the producer.
Also, the average age of farmers in Japan is 66.8, and about 70% of  Japanese farmers are over 65 years old.